パリオリンピック2024(パリ五輪)は連日の誤審続きで、
ついに『誤審ピック』なる言葉まで現れ、トレンド入りしました。
この記事では、数々の誤審をまとめてご紹介いたします。
また、新たな誤審が出る度に、随時更新いたします。
(順不同ですが、基本新しい出来事ほど上になります)
【自転車 男子ケイリン 準決勝2組】太田海也が3着で決勝進出が謎の降着処分 後に失格
太田海也が3着で決勝進出と思われたが、内側に寄せたために英国とドイツの選手の落車に関わったとされ、降着となった。
太田の内側を走る2選手の接触であり、外を走る太田は関わってない様に見えた。
SNSでは「太田の失格は謎」「太田は関係ないラインを走っている。もう滅茶苦茶」と炎上した。
【スポーツクライミング複合女子決勝】森秋彩選手がボルダー第一課題で手が届かずまさかの0点 メダルを逃す結果に
森秋彩選手がボルダー第1課題で手が届かずまさかの0点となり、リードで巻き返すも4位入賞止まり。
もしボルダー第1課題で点数を得ていればメダルは確定していた。
身長がもっとも低い森秋彩選手潰しともとれるルート設定に対し、国内外で批判が起きた。
【バスケットボール男子 準決勝】フランスVSドイツ フランスが疑惑の勝利
フランスが下馬評を覆す勝利となったが、勝負所でフランス有利の判定が連発し、またしても疑惑が残る形となった。
またまた起きた『疑惑の勝利』の後、国際バスケットボール連盟(FIBA)には抗議が殺到した。
八百長、不正、の言葉が飛び交う中、「日本戦で負けて終わるはずだった」との投稿もあった。
【自転車 女子ケイリン 敗者復活戦4組】ラスト1周の鐘の合図が鳴らないミス
残り1周で鳴るはずの鐘が鳴らず、選手たちはレースを続けたがゴール後に鐘が鳴り始めた。
トップでゴールした太田はそのままペダルを全力でこぎ続け、
1周したところでゴールを表すピストルが鳴り、場内は騒然となった。
太田はインスタグラムで「ゴールだと思っていたが、万が一のために踏み続けた」そうです。
運営のミスで、選手は余計な体力を使わされる羽目になりました。
【陸上男子400mリレー予選】フランス忖度の組み分け
陸上男子400mリレーで予選1組に強豪国が集中し、
予選2組で1着の中国は予選1組4位の日本より遅いタイムだった。
決勝進出の条件は、各組の上位3着までと4着以下タイムで上位2チームまでとなる。
日本は1組4位でタイムによって決勝進出となった。
問題のフランスは2組の2位となり、上位3位以内による決勝進出。
これにはネット上でも疑念の声が上がっている。
【自転車BMXフリースタイル男子】アントニー・ジャンジャン(フランス)の疑惑の銅メダル
審査員と熱狂的なフランスファンのお気に入り、
アントニー・ジャンジャンがトリックで転倒したものの、銅メダルを獲得した。
【フェンシング女子サーブル個人 準々決勝】テオドラ・グクンドゥラ(ギリシャ)VSマノン・ブリュネ(フランス)
13ー14の状況で、センサーがグクンドゥラのポイントを示しながら、これを審判が無効にしたとのこと。
グクンドゥラは試合後のインタビューで号泣。
ギリシャのコーチは「スキャンダラスだ」と言い放ち、ギリシャ五輪委員会は世界フェンシング連盟に抗議文を提出した。
【柔道男子90㎏級】マキシムゲール・ヌガヤプハンボ(フランス)VSテオドロス・ツェリディス(ギリシャ)
テオドロス・ツェリディス選手が試合後に
「こっちにポイントが入らなかった。審判団があらゆる努力でフランスの選手を優遇していたのは確実だ。できる限り力を尽くしたが、時間がなかった」
と、審判のフランス優遇を批判した。
【バスケットボール男子 準々決勝】フランスVSカナダ 疑惑の判定ノーファウルとフリースローの数の多さ
日本-フランス戦に続く疑惑の判定で、しこりが残る結果となった。
両チームのフリースローに大きな差が出た。
カナダが25本に対してフランスは42本だった。
また、第4クォーター残り1分46秒。カナダのジャマル・マレーが敵陣にドリブルで侵入。
ランスのエバン・フォーエニーに左腕をはたかれたように見えたがノーファウル。
ビデオ判定をアピールしたが判定は覆らなかった。
アーティスティックスイミングのテクニカルルーティンで日本6位からの抗議で3位に順位変更
アーティスティックスイミングのテクニカルルーティンで日本は足技が認定されずに大幅減点。6位となった。
日本チームは審判団への抗議「プロテスト」を行った。500スイスフラン(約8万5千円)を支払い再審議。
その結果、技が規定内と認定され順位が大幅アップ。中国、スペインに続く3位となりメダル射程内に入った。
また、500スイスフランも抗議が認められため、返金された。
【柔道混合団体 決勝】日本VSフランス 疑惑のルーレットとフランス有利の裁定
おかしな点が2つ。
1つ目は、ゴールデンスコア方式の対戦組の選定方法がデジタル方式だったこと。
モニター上で階級がくるくる回り、ぴたりと止まった【+90㎏】は、
勝利がもっとも見込める英雄ルネールの階級だった。。
作為的なものはなく、ただの偶然かもしれないが、方式がデジタルだったため疑惑が残る形となった。
2つ目は、安部一二三VSガバ戦。
日本が3-1で王手をかけて迎えた場面。安倍が自身より1階級上の銀メダリストと対戦した。
両者ポイントなしで延長8分を超える死闘。最後はガバのすくい投げで阿部の一本負け。
攻める阿部に対して逃げるガバ。逃げ続けて体力を温存し、攻め疲れた阿部に対して最後に技をかけての一本勝ちの展開に、世界から批判が殺到した。
【男子サッカー 準々決勝】日本VSスペイン 細谷の1mm 疑惑のオフサイド判定 VAR
スペインが1点リードの前半40分。
藤田譲瑠チマが縦パス。ボールを受けた細谷真大(ほそや まお)は反転してシュート。同点ゴールとなった。
しかし、審判はVARのジェスチャー。判定の結果、オフサイドとなりゴールは取り消された。
後半もスペインは決定力の高さで2得点を追加。対して日本はチャンスはあったもののゴールラインをボールが超えることはなく試合終了となった。
ネット上では「納得いかない」「無能だ」「審判をクビにしろ」との声が多数上がったが、一方で「確かに足は出ていたからオフサイドだった」「逆にすごい審判」との声も。
相手DFを背負った場面でのオフサイド判定は極めて珍しく、VARによってサッカーが面白くなくなるとの意見もあった。
日本人の間では「細谷の1mm」と「三笘の1㎜」をなぞらえてSNSで話題になった。
【柔道男子100kg級 3位決定戦】ピーター・パルチク(イスラエル)VSダニエル・アイヒ(スイス)
パルチクは残り1分14秒に、隅落としで技ありを奪う。
その後は消極性を欠き連続で指導を受けた。
試合終了残り5秒で3つ目の指導を受け、パルチクは反則負け。
パルチクは固まり、アイヒはガッツポーズして喜んだ。
アイヒの勝利と思われた。しかし……
パルチクは礼をせず、下にいたコーチはキレて審判団に猛抗議。
場内が騒然とする中、センターテーブルが勝負を預かる形となった。
協議の結果、反則行為はなかったとし、の頃5秒か試合が再開。
アイヒは巴投げを行うが決まらず、パルチクの勝利で終わった。
不可解で後味の悪3位決定戦となったが、最後はパルチクがアイヒを抱えて抱擁した。
礼が終わると再び抱擁を交わし、互いの健闘を讃え合う。
最後はハイタッチを交わし、会場は拍手に包まれた。
【柔道男子90kg級 2回戦】テオドロス・ツェリディス(ギリシャ)VSネマニャ・マイドフ(セルビア)
試合終了間際の3分50秒過ぎ、マイドフが袖の取り合いで相手の組み手を切ったような動きをしたところ、3度目の指導を受け、まさかの反則負け。
両手を広げ不満げな表情を浮かべたマイドフは審判に詰め寄り猛抗議。
審判に説明を受けた後も畳の上を歩き回り抗議の意思を示し、ツェリディスの握手も拒否した。
最後はツェリディスに優しく抱擁されると、マイドフは涙を流した。
礼をすることなく畳を降りたが、スタンドは拍手喝采となった。
【ボクシング女子66㎏級 2回戦】イマネ・ケリフ(アルジェリア)VSアンジェラ・カリニ(イタリア)
アルジェリアのイマネ・ケリフ選手は、女性ですが性分化疾患(アンドロゲン不応症)という病気です。
遺伝子的には男性で、身体は女性で生まれている、ということです。
勘違いする人がいますが、トランスジェンダーではありません。
遺伝子的には男性で、XY染色体を有しているため、顔つきや筋肉は男性の様です。
女性選手に対して体格的に有利なのは間違いありません。
そうした中での当試合の決着は衝撃的な内容でした。
序盤からケリフの強力な男パンチ2発を食らったカリニは、46秒で棄権を選択。
両ひざをついて号泣し、その後ケリフと握手を交わさずにリングを降りました。
イタリアのメローニ首相は「対等な試合ではなかった」とコメントしました。
【柔道女子78kg級 準々決勝】高山莉加VSアナマリア・ワグナー(ドイツ)
まず、開始15秒で両者に指導が与えられた。
1分過ぎ。高山は、まともに組み合わない相手に攻めの糸口が見いだせないでいると、2度目の指導をとられてしまう。
3分20秒過ぎ。ビデオ判定の後に『首抜き』による指導が与えられ、指導3つによる反則負けとなってしまった。
高山は、審判に促され礼をしたが、納得できない様子に見えた。
その後、高山莉加選手は敗者復活戦からの3位決定戦で敗れて、メダル獲得はならなかった。
追記:パリ五輪公式サイト上には、最後の指導の理由が『Undetermined』(不明)と掲載された。正確には、「不明」ではなく「未確認」と和訳すべきだろうが、いずれにせよ、「不明」「未確認」という理由で高山選手は負けたことになる。
【男子バレーボール プールC第2戦】日本VSアルゼンチン
第2セットの終盤。日本にブロックタッチがあったとアルゼンチンがチャレンジ。
主審は映像を確認し、日本選手の手に触れていないとジャッジを下した。
しかしアルゼンチン側は納得せず執拗に抗議、選手の1人がイエローカードを提示される。
アルゼンチンはタイムアウトに入るが、監督や選手たちの怒りは収まらず、再び主審に抗議しビデオチェックを要求。主審は行為に対してレッドカードを提示し、日本に1点が加算された。
結果、21-20と日本が逆転することに。
その流れのまま日本が第2セットを奪った。
3セット目は日本が落とすが、4セットはきっちりと獲って日本が勝利した。
審判のジャッジに対し、アルゼンチンのメディアが猛批判をしています。
しかし、日本側のSNSを見る分に『触っていない様に見える』という意見が多数でした。
また、気持ちを切り替えてプレーを再開しなかったアルゼンチン側に落ち度と敗戦の理由がある、との意見が多数みられました。
【サッカー女子 グループリーグ第3戦】日本VSナイジェリア 疑惑のPK取り消し
なでしこジャパンにも疑惑の判定があった。
3-1で迎えた後半7分、ペナルティエリア内で守屋都弥が背後から押され、
足を掛けられた為倒されてPKの笛がなった。
試合自体はそのまま3-1で決着したので大きな問題にはならなかったが、疑惑の判定には批判が集まっている。
【バスケットボール男子 予選リーグ2回戦】日本VSフランス 世紀の大誤審
●1つ目
八村塁が悪質な妨害プレーとみなされる「アンスポーツマンライクファウル」を取られた。
この日2度目の宣告で、退場処分となった。
通常はファウル5回で退場だが、悪質な場合は2回で退場となる。
●2つ目
こちらの方が、より悪質な大誤審だった。
日本が4点リードで残り10秒、フランスの3Pシュートをブロックすべく飛んだ河村勇輝にファウルの笛が鳴った。
3Pシュートは決まり、ファウルで得たフリースローも決められ4点差を追いつかれた。
その後、5分間の延長戦ではフランスに点差を付けられて日本は敗北した。
SNSでは「世紀の大誤審」がトレンド入り。
八村の退場も含めて審判を批判する声が相次いだ。
【柔道男子90㎏級 決勝】村尾三四郎VSラシャ・ベカウリ(ジョージア)
内股が技ありとされていれば金メダルだった。
疑惑の判定としてSNSは大炎上した。
試合後、鈴木佳治監督は「納得している。(ベカウリが)片手しかついていなかった。尻もちして両手をついたらポイント。あれは今大会ではとっていない」と発言した。
【柔道男子90㎏級 2回戦】ネマニャ・マイドフ(セルビア)VSテオドロス・ツェリディス(ギリシャ)
敗戦直後に判定を不服として猛抗議するも覆らず、涙を流した。
礼をすることなく畳から下りた。
【柔道女子57kg級 決勝】出口クリスタ(カナダ)VSホ・ミミ(韓国)
指導が不適切で誤審だと韓国で猛批判が起きた。
【柔道男子73㎏級 準々決勝】橋本壮市VSジョアンバンジャマン・ガバ(フランス)
3つ目の指導は、橋本選手が組み手を切った時、両者の距離が離れていたため。
この指導自体は、ルール上の指導対象といえるので問題のある判定とも言い切れません。
だが、柔道の試合全体として指導の判定基準があいまいだと批判が出ている。
この試合も、地元フランス贔屓ではないかと批判が出ています。
【柔道女子52㎏級】阿部詩VSディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)
阿部詩選手はショックで号泣し続け話題になりました。
誤審だと指摘したのは、バルセロナ五輪95kg級で銀メダルを獲得した小川直也さんです。
(ケルディヨロワ選手が)指導2をもらっていた時に偽装の技があって、その技がすっぽ抜けた場面があった。本来ならあそこで指導3がつきケルディヨロワ選手の反則負けだった。
これは、いわゆる『偽装攻撃』であり『かけ逃げ』ととられてもおかしくなかった。あれは誰が見ても10人中10人が反則。
と、小川直也さんは言い切ったそうです。
2回戦だったため、詩選手は敗者復活戦にも回ることができずに終了。
一方、ケルディヨロワ選手はこの後も勝ち進み、金メダルを獲得しています。
【柔道男子60㎏級 準々決勝】永山竜樹VSフランシスコ・ガリゴス(スペイン)
永山選手は試合後も畳を降りずに抗議。5分後、諦めて一礼し畳を後にした。
その後、永山選手は敗者復活戦を勝ち上がり、執念の銅メダルを獲得。
日本側は、柔道精神に反するとして抗議も、
審判団は『待て』自体が間違いだった。失神による一本はルール通りの裁定だ、と意味不明な反論をした。
選手二人は後に和解している。
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