男性の様な体型ながら、オリンピックの女子ボクシング競技に出場して批判されているイマネ・ケリフ選手。
パリオリンピック・ボクシング女子2回戦で対戦相手を男の様なパンチで棄権させたため、
なぜケリフ選手が女性として試合に出場しているのか?と大炎上しました。
彼女は(彼は?)なぜ女性としてボクシングに参加できているのか?
そもそもwikiプロフィールは?
染色体は?生物学的にどちらの性別?
いろいろ気になるので調べてみました。
イマネ・ケリフがXY染色体保持者ながら女子ボクシングに出場し炎上
世界的に大炎上した試合
2024年8月1日、パリオリンピック・ボクシング女子66kg級2回戦にて、
ケリフ選手はアンジェラ・カリニ選手と対戦。
イマネ・ケリフのwikiプロフィールと経歴は?
プロフィール
身長:178 cm
国籍:アルジェリア
誕生日:1999年5月2日
出身地:アルジェリア・ティアレット県
スタイル:オーソドックス
経歴
2018-2021年
2018年AIBA女子世界ボクシング選手権-1回戦敗退
2019年AIBA女子世界ボクシング選手権-1回2020年東京オリンピック(開催は2021年)女子ライト級-準々決勝敗退
2022年
2022年IBA女子世界ボクシング選手権で準優勝
アルジェリア人女性ボクサーとして初めて決勝に進出の偉業だった。
地中海大会・アフリカアマチュア選手権では金メダルを獲得した。
2023年
2023年5月IBA女子世界ボクシング選手権で決勝に勝ち進むも、資格基準を満たさないとして失格となる。理由は医学的な理由で【テストステロン値の高さとXY染色体】であった。
2023年7月、IBA大会の後、アルジェリア代表としてアラブ大会の女子ウェルター級で金メダルを獲得した。
2023年11月。プロ転向。転向後の初試合がシンガポールで行われた。
2024年
パリオリンピック出場。出場資格に関して否定的な意見が上っている。
イマネ・ケリフの染色体は?生物学的にどちらの性別?
イマネ・ケリフ選手は女性です。
女性として生まれながら、XY染色体を持つアンドロゲン不応症(性分化疾患)という病気です。
トランスジェンダーと言われていますが、間違いです。
イマネ・ケリフに対するIBAとIOCの認識の違い
国際ボクシング協会(IBA)は、パリ五輪女子で起きている性別騒動についての声明を発表。
「競技の公平性と選手の安全に深刻な問題を引き起こしている」と、
国際オリンピック連盟(IOC)を批判しています。
経歴にも記載していますが、
IBAは、テストステロン値の高さとXY染色体を理由として、
イマネ・ケリフ選手を出場資格停止にしています。
一方、IOC側は、
「IBAの性別適格検査が正常なプロセスを経て設けられた規定ではない」
と述べています。
IBAはこれに対し「決定は慎重に検討されたもので、公平性の担保に必要だった」と述べ、
さらに「IOCは何故優位性のある選手の出場を認めたのか、回答を求める」と、
対立姿勢を示すような文言で声明を締めくくりました。
まとめ
難しい問題ですが、XY染色体を持つ女性が女子競技において優位に立てるのは事実です。
ならば、アンドロゲン不応症の選手など女性の中で優位に立つ身体的特徴を持つ選手の為に、
新たな枠を設けるしか対策はないのでは?と思いました。
誰もが納得いく形での解決を望むばかりです。
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