パリオリンピック(パリ五輪)の男子柔道60㎏級準々決勝で、日本の永山竜樹選手とスペインのフランシスコ・ガルリコス(またはガリゴス)選手の試合で、誤審があり永山竜樹選手が破れました。
その後、永山選手は敗者復活戦で勝ち上がり、見事銅メダルを獲得しましたが、不可解な判定で後味が悪い結果になったのは間違いありません。
この試合をめぐって、国内外で炎上しているのでまとめました。
永山竜樹選手が誤審で敗れるまでの流れ
- 開始2分、永山竜樹選手が内股を掛ける
- ガリゴス選手がそれをひっくり返し、袖車絞めを掛ける
- 主審が「待て」を宣告する
- 永山選手が手を緩める一方、ガリゴス選手はその後も6秒間絞め続ける
- ガリゴス選手が離れた時、永山選手は失神していた
- 永山選手はすぐに目を覚まして起き上がったが、時すでに遅し、主審は永山選手の失神によるガリゴス選手の一本勝ちを宣言した後だった
判定に納得いかない永山選手はガリゴス選手との握手を拒否。
試合後も畳を降りずに抗議の意思を見せるが、最後は諦めて一礼して畳を降りました。
日本側の意見と審判団の説明の食い違い
日本側は
「待てと言われた後に6秒間絞め続けることが柔道精神に則っているのか?
国際柔道連盟は柔道精神や安全性に基づくルールを厳しく作成している。
にもかかわらず、審判の『待て』の後も絞め続けることがフェアプレーなのか。
相手にペナルティが行くべきなのに、このような判定を認めてよいのか」
と主張。
審判団はその要素には触れずに
「あのタイミングでの『待て』は間違いだった。試合を継続すべきだった。
締めで落ちたのはルール通りの裁定だ」
と日本側の主張とは異なる不可思議な説明を繰り返した。
永山竜樹の誤審への海外の反応
JUDO(オリンピック)を観戦していましたが、日本の永山選手は負けましたが、ガリゴス選手は「待て」の後もしめ技をやめず、あまりにも危険すぎて「失格」に見えました。 (ルールの詳細は分かりません。)
Xより引用:F001 @tnarumi_f001
これはIJFと柔道そのものの歴史の中で最大の強盗事件だった。恥を知れ、ガリゴス、自分のものではないものを盗んだのだ!本当の勝者は永山だ、まったくひどい審判だ。
Nagayama’s coach protested to the Olympic Judo referee team and said “continuing chokehold after a MATE(wait) call should not be accepted.”The referee team did not admit any error in the decision. Outrageous. It was definitely a judge error. What is the point of “MATE rule”?
2024年パリオリンピックの柔道審判の質の低さ。
スペインのガリゴスは待てコール後も3~5秒間プレーを続け、その後日本の永山は失神したが、これは非常に危険であり、間違いなくガリゴスにとっては大きなペナルティとなる。しかし主審はスペインにIPPONを宣告した。裁定を間違えた!
Nagayama didn’t loosen his legs till the referee said stop. Garrigos is the one who doesn’t respect the rule of Judo and is lack of sportsmanship. Nagayama knew handshaking and going off tatami means he accepts the misjudge. That’s why he refused to do it.
永山は主審がストップを告げるまで足を緩めなかった。
ガリゴスは柔道のルールを尊重せず、スポーツマンシップに欠ける人物だ。永山は握手をして畳から出るということは誤審を受け入れることを意味することを知っていた。だからこそ彼はそれを拒否したのです。
ガルリゴスはインスタグラムのコメント欄を閉鎖
ガルリゴスのインスタグラムには銅メダルを獲得した事の投稿がありました。
その投稿のコメント欄は、日本人(日本語)を始めとして複数ヵ国語による数々のバッシングが投稿され大炎上しました。
現在、コメント欄は閉鎖されています。
永山竜樹とガルリゴスは和解
永山選手はガルリゴスとの2ショット写真と共に、和解したとXに投稿。
ガルリゴスからの謝罪の言葉があったこと、彼にとっても不本意な結果だと思う、と述べました。
また、永山選手は『今の気持ち』を投稿しました。
ガリゴス選手への誹謗中傷は控えるよう、また、握手拒否について謝罪しています。
暖かいメッセージへの御礼と、4年後へ向けて精進すると述べています。
まとめ
永山選手は本当に悔しかったと思いますが、ガリゴス選手と和解をし、最後は4年後へ向けて精進すると述べ、終わりの形としました。
選手同士が和解をしたらそれで終わりではなく、全日本柔道連盟は国際柔道連盟にしっかりと抗議し、再発防止の案を出さなければならないと思いました。二度と繰り返してはいけない事案だと思います。
『待て』が聞こえなかったと言い逃れをして、わざと絞め続ける選手が現れないとも限らないので。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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